牛肉

アラキドン酸が多く含まれている牛肉の部分

牛肉を食べるとコレステロール値が上がるといわれますが、上がる理由は、牛脂を食べているからです。
これは、飽和脂肪酸といわれる部分でエネルギーとして代謝します。
アラキドン酸は同じ脂質でも含まれている部位が異なります。
和牛肉のどの部位に多く含まれているか説明致します。

皆さんがよく食べられている、リブロースやサーロインには含まれていませんが、すぐ前後隣の肩ロースやランプには、20から30mg /100g含まれています。
次にモモ肉ですが、外モモより内モモの方が多く含まれていて、40から60mg /100gとなっています。
臓器の中で心臓には20mg /100g程度ですが、腎臓には150mg/100g、肝臓には170mg/100gと多く含んでいます。
この部位は、多岐にわたる生体機能の中枢部です。
牛は、草食動物で4つの反芻胃をもっており、1番から3番までは細菌類、原虫類がいて、繊維などの消化を手助けしています。
そして、4番目が本来の胃となっていて、胃液が分泌される重要な部位です。
従って、4番目の胃にはアラキドン酸が180mg /100gと最も多く含まれています。
続いて食べたものは小腸に入ります。
ここではあらゆる栄養素を体内に取り込むためここも重要な部位です。
ここには、150mg /100gのアラキドン酸が含まれています。

以上の結果より、体に良いアラキドン酸が多く含まれている順番は、4番目の胃→肝臓→腎臓&小腸です。
焼肉を食べに行かれてアラキドン酸を摂取するには、赤センマイ、レバー、マメ&コテッチャンを食べてください。
この次は、2番目の胃(ハチノス)→大腸(テッチャン)と続きます。