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卵の卵黄と卵白のアラキドン酸量の違いは?

卵白は、卵黄膜と卵殻膜の間にあるゾル状の物質で、その90%近くが水分で、残りは主にタンパク質(主成分はアルブミン)です。
卵黄は受精卵の細胞として存在し、卵白はその受精卵を浮遊させるカラザがあり保護していて、タンパク質は羽化までの栄養源となります。

鶏卵の大きさにはバラツキがありますから100g中の含有量を記載します。
上記ですでに述べたことですが、アラキドン酸は、卵白には殆ど含まれておりません。
乾燥卵白では、わずか10mgです。
一番多く含まれているのは、乾燥卵黄で870mgついで卵黄の生が460mgです。
これだけ多くのアラキドン酸を含むものですから、長期間放置していたら酸化が進みやがて強烈な腐敗臭を放ちます。
また、卵白の主成分である卵アルブミンは、アレルギー物質としてよく知られているものです。

鶏卵を全卵状態で1個生のまま食べると、Mサイズの場合、平均で61gですから、アラキドン酸の摂取量としては、85mg程度となります。
アラキドン酸は過剰に摂取することに問題があり、どの程度の摂取量が望ましいのか定かではありません。
今言えることは、肉類や魚類と卵を食べることのない方は、他の方法で摂取されることを考えてください。
体内にはアラキドン酸が必ず存在していますのでご安心ください。