アラキドン酸とオレイン酸
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アラキドン酸とオレイン酸

オレイン酸は、植物油や動物性脂肪に含まれている脂肪酸で、炭素の2重結合が1個の一価不飽和脂肪酸です。
Δ12-脂肪酸デサチュラーゼ酵素 により2重結合が1個増え、ω6脂肪酸であるリノール酸に生成されます。
続いて、リノール酸はΔ15-脂肪酸デサチュラーゼ酵素によりさらに1個増えることによりω3脂肪酸であるα-リノレン酸が生成されます。

オレイン酸がリノール酸に変化すると、同じω6脂肪酸であるアラキドン酸と近い性質のものになります。
リノール酸の不飽和化が進むと、炭素鎖の長鎖化が進行し、アラキドン酸からアラキドン酸カスケードの生体反応を経てプロスタグランジンなどの生理活性物質の原料となったり、細胞膜の膜脂質として存在することになります。
アラキドン酸も細胞膜中のリン脂質として存在しています。
従って同じ細胞膜の中に同居している状態です。
不飽和脂肪酸は、体内で作ることができませんので、必須脂肪酸として体外から摂取してください。

不飽和脂肪酸は、酵素の働きによりその性質が異なった物質へと変化していきます。
特にアラキドン酸は、アラキドン酸カスケードに種々の酵素を利用して一連のエイコサノイドを作り出します。
オレイン酸もまたリノール酸に変化することによってエイコサノイドの一部となります。
残されたリノール酸は、体内で合成してアラキドン酸を作りますが、必要量をまかなうだけの能力はありません。
足りない分はアラキドン酸サプリで補うのがおすすめです。