牛肉

寿司ネタにもたくさんのアラキドン酸

お寿司屋さんも高級な店から庶民的な店まで沢山ありますが、スーパーやコンビニでも寿司が買えます。
ネタに使っている材料は、魚介類が主体ですが、最近では牛肉類を乗せた寿司もあります
これは、ターゲットとなる顧客に若年層が増えてきた結果です。

魚類と言えば、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を思い浮かべると思われますが、これは、ω-3多価不飽和脂肪酸の一つです。
これとは異なり、ω-6多価不飽和脂肪酸としてアラキドン酸という物質がありますが、DHAとよく似た作用をもたらします。
アラキドン酸は、魚類や一部の貝類にも含まれていますし、巻寿司のアマノリにも含まれています。
酢飯を調合するのに用いる原材料には、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸類やアミノ酸、エステル類、アルコール類、糖類が含まれています。
そして酢の中には5%程度の酢酸が含まれており、アラキドン酸は酢酸と相性の良い成分です。
これを使い酢飯にすることによってさっぱりとした風味で食欲が増してきます。

不飽和脂肪酸のω3とω6は、代謝酵素が共通してるため相互作用を行いますから、これを含む食品を食べることによって、血中コレステロール値を抑制することもでき、脳機能も高めてくれます
近年では、こうした日本食が海外でも注目され、あらゆる国で「寿司ブーム」になっています。